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訳ありの干し芋を探していると、「シロタ」という名前が出てきます。
端っこだから? 小さく切れた芋のこと?
実は、形の呼び名ではありません。農研機構の説明では、シロタは干し芋の一部が白く不透明になる品質上の障害です。切り落としと同じ意味で選ぶ前に、どんな違いがあるのかを知っておこう。
加工の前、原料が畑で育つときの条件も関わる
農研機構が2013年に公表した「ほしこがね」の開発資料には、シロタを減らすことが品種育成の目標として登場します。
用語解説では、原料のさつまいもを栽培するときの土の水分不足や、でん粉が十分に蓄積されないことが原因となり、干し芋へ加工したときに微細な空隙、つまり小さな隙間ができて発生すると説明されています。品種によっても発生の程度が違います。
あっ、干す工程だけの話ではないんですね。すでに畑にある芋の育ち方も、できあがる一枚へつながっています。
「ほしこがね」は、シロタがほとんど発生しないことを特徴に育成された品種として紹介されています。甘さや形だけでなく、この白くなる部分を減らすことも、品種開発の課題だったわけです。
また、シロタという用語を知ることと、手元の干し芋の白い部分を診断することは別です。表面の粉や傷みまで同じものと決めず、状態に不安があれば、食べて確かめず販売元へ相談してね。
「訳あり」だけで終わらず、お店が伝える食感まで読もう
研究資料では品質上の課題として扱われるシロタですが、販売の場では、特徴を説明したうえで商品として並ぶ例もあります。
山城屋の楽天掲載では、京都府産の紅はるかを使った、シロタのみの干し芋が確認できます。店側は、甘さ控えめで、べたつきが少なく、噛み応えのある食感と説明しています。
ここは店の商品説明として読んでね。筆者が食べて確かめた感想でも、シロタならどのお店でも同じ食感になるという意味でもありません。
そのうえで選ぶなら、柔らかい干し芋を思い浮かべている人と、噛み応えを探している人とでは、同じ掲載への返事が変わりそうです。値段へ進む前に、まずこの説明が自分の食べたいものと合うかを見よう。
確認した掲載は100g入り三袋。検索先には別の袋数や、シロタ以外の訳あり商品も混ざるので、注文する商品の名前を最後にもう一度合わせてください。
「訳ありなら全部同じ」で選ばなくていい。切れ端がほしかったのか、食感の違いを試したいのか。シロタの意味が分かると、欲しかった袋への答えも、少し具体的になりますね。